MOMO's
Episodeモモのエピソード

もし、犬と人間が逆になって、私がモモに飼われていたら。
モモの生活スタイルに合わせるのはきっと大変です…。

トイレは個室でしたいのに「そこらへんでしなさい」と言われたり、
毎日人間フードで茶わんも箸も無かったり、
布団も枕も無くよく眠れなかったり、
散歩に連れて行ってもらったけれど、ただ外を歩くだけでちっとも楽しくなかったり、
首輪のせいで鞭打ちになったり、
道にマンガが落ちていて「やった！！マンガだ！！！」と拾おうとしたら、「ワン（ダメ）」と言われて引っ張って行かれたり、
他の人間に会い「ああ、同じ人間だ♪」と挨拶しようとしたら、残念にも普段から機嫌が悪くイライラしている人で、「何だオメー！！」と怒鳴られてショボンとしてしまったり、
「狩りに行くから」と独房のようにトイレがそのままある部屋に閉じ込められてしまったり、
ナカナカ帰って来なくて寂しくなって不安になったり、
お風呂を沸かしてくれなかったり、
その代り、自分で体を舐めなさいと頭をグイグイ押されたり、
「違う。私は別の生き物だからこうしたいの。こういうのは好きじゃないの。」と言っても分かってもらえなかったり、
躾だ何だと色々されるたびに「だから犬じゃないって！」とイライラしたり、
別に普通の事をしているだけなのに、なぜか「ガルガル！！」と怒られたり、
もし小さな子供の時に犬にもらわれてしまったら、「お母さん！お母さ～～～ん！！」と、ギャンギャン泣いているでしょう。

もしそんな風に飼われたら、、
想像しただけでおっかない。。

犬と人では価値観や習性が違うのは当たり前です。
犬の価値観や習性に合わせ、生きやすい暮らしを守ってあげるのが、保護者たるものの勤めです。